どうも越智です!
もう「今日の健康」睡眠特集も折り返し地点をこえ、進んできましたね!
さて、今回はこちらです
冒頭イラストから始まった今回、
15歳の女の子が事業中何度も眠気に襲われ眠ってしまう描写から始まりました。
15分で治り、また1時間後眠くなり・・・
それだけでなく、友達と話しているときに眠くて倒れこんでしまったことも。
これがナルコレプシーの症状なんです・・・!
ナルコは眠気 レプシー 発作
過眠症の症状の一つです。
学校や職場で眠っているとやる気がないと思われる
ナルコプレシーだと診断されれば症状を改善することができます。
なんだか僕知っている感覚なんだけど・・・むずむず足症候群もそうだし、なんとなくしっている感覚が多いんですよね、ちなみに越智はあまりナルコプレシーには詳しくなく、一緒に勉強したいと思います!
今回は秋田大学大学院 准教授の 神林 崇 先生
日中の強い眠気は睡眠不足とはちがうの?
睡眠不足によるものではありません、夜は眠れているはずなのに、日中に強烈に眠くなるのです
・入学試験の失敗
・仕事中のミス
仕事を失って人生を台無しにしてしまうこともあり、生活の質のみならず、多大な社会的不利益を生じる可能性がある。
一方できちんと診断。治療をすれば、通常の生活が可能になる疾患でもあります。
日本では600人いん1人がナルコレプシーにかかると言われています。
年齢的に発祥の特徴は?
10代での発症が多く、特に13歳から16歳がピークといわれています。
男女差は認められていません。
ここまで見ると自分はまだ睡眠不足による、のような気がしますね。10代がほとんどですし、思い返せばあったようななかったような・・・こう思うと今はわかっているけど、昔はわからなかったのでそのままだったことって多い気がしますよね、今は治療ができて理解してもらえるならいいですよね!
・睡眠発作
・自働症
・情動脱力発作
・睡眠麻痺
・入眠時幻覚
など
聞きなれない言葉ばかりです、順番に見ていきます
ナルコレプシーのもっとも基本的な症状である睡眠発作
会議中や休憩中など、健常者でも眠気を感じるような状況にとどまらず
食事中や散歩中などの通常では考えられないような状況でも眠気を感じます。
そのような過度な眠気やそれによるいねむりを「睡眠発作と呼びます」
・5~15分程度眠り続ける
・1~2時間ほど経過すると再び眠気がくる
このような特徴があります。
私の認識としてもこれがナルコプレシー、という感じです。
眠気が非常の強い場合には、眠った状態で覚醒時の動作を数分間にわたり自動的に行い続けるのが自動症
頭がぼーっとしているにもかかわらずやりなれている行動をおこしてしまいます
具体例
駅から自宅までの5分程度を歩いて戻ったが、途中の記憶がない
なんだか怖い症状ですね・・・まるで夢遊病のような、私の友達でこれに近い体験をしていた人がいましたが、まさにこれだったのかもしれませんね・・・
笑い、喜びなど強い感情的な刺激が加わったときに、突然おこる脱力発作のことで、首や膝の力が抜け、ろれつがまわらなくなる
重度になると全身の力がぬけて地面に倒れることもある。
発作の重症度や頻度は個人差が大きい、通常、数秒から数十秒
意識を失っているわけではなく、眠るでもなく、意識ははっきりしている
これは怖い・・!
この症状は入眠直後におこります。
・睡眠麻痺
体がうごかなくなる、いわゆるかなしばり
・入眠時幻覚
すぐに夢をみる、声や気配を感じる
これらはなぜおこる?
ナルコプレシーは「入眠直後に夢をみているレム睡眠がおこるという特徴があるからです。
やはり私はこのふたつに関しても身に覚えがあります・・・もしかして10代のころナルコだったのかもしれない・・・
・原因は?
まだわかっていないが、脳内のある物質が関係していると言われている
その物質は
神経伝達物質のオレキシン
オレキシンには覚醒と睡眠をコントロールする働きがあります
視床下部という場所から分泌され、覚醒状態になるのです。
分泌が減少すると脳が睡眠へと促されていきます。
健康だとオレキシンが分泌され
ナルコプレシーの場合はオレキシンがなくなったり不足するから眠くなる
なぜかはわかっていないのです。
ちなみに、脳内の隙間を満たしている脳脊髄液に入っているからそれをみて診断はできる
その測定は、国内では秋田大で行っている。
脳内の脊髄液検査が!?文字の響きは少し怖いですが、秋田大に行けば検査ができるようです!
日本で専門的に診断を行ってるのは数十施設のみで、日本睡眠学会のホームページから
認定医療機関を受診すればよいです・
なお、日本睡眠学会のホームページは
・そこではどんな検査がするの?
夜間から翌日夕方までかけて検査をしていて、ナルコレプシーを含む過眠症の検査をしている
具体的には、まず、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)、夜間の睡眠評価をする検査となります。
様々な生体情報を同時に検査できます。
次に行うのは
反復睡眠潜時検査(MSLT)
日中の睡眠状態を検査する
通常PSGをした翌日に4から5回に分けて検査する
脳波・あごの筋電図、眼球の動きを測定し、入眠までの時間の測定と、レム睡眠の出現の有無を判定する
ナルコプレシー患者は入眠までの時間が早く、通常は8分以内ですが、数分以内となる。
入眠時のレム睡眠も通常は出ないが、二回以上出てきます。
ここでも終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)の話が出てきました、睡眠を細かく見るにはやはりPSGですね
根治はない、あくまで対称的な治療になるが、続けていけばよくなる
薬と生活改善
・過眠障害には
中枢神経刺激薬(モダフィニル)
朝のみ、12時間ほどきく
副作用・頭痛・動悸・吐き気・食欲低下 など
どの衝動もしだいによくなる
・情動脱力発作には
三環系抗うつ薬(クロミプラミン)
副作用・便秘・口の渇き・目のかすみ など
次第にかるくなる
1・十分な夜間睡眠をとり、規則的な生活を心がける。
2・昼休みなどに、積極的な短時間の昼寝をする。
3・数時間に一回ずつ、計画的に15分程度の昼寝。
4・カフェインを適宜摂取してもよい。
自分の体を理解し、症状を見ながら対策をとっていくことが大切、ということですね。
現在では薬は二つ必要ですが、一つの薬で二つの効果がある薬が保険適応に動いています、まだ数年後になるが、研究や治療の進化は続いているのです。
以上で番組は終了となりました。
日中の眠気で悩んでいる場合、一度検査をしてみることが大切です。
まずは自分の体をしり、症状と向き合い、理解することが必要に思います。
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